診療のご案内
治療の特徴

当クリニックの医師はすべて、心療内科と精神科双方の十分な臨床経験を積んでいます。
さらに診療スタッフ(医師および心理士)は、すべて精神分析ないしは精神分析的精神療法のトレーニングを受け、そのほとんどが専門性の高い公的な資格を有しています。

その豊富な臨床経験と専門性を活かしながら、受診される方お一人お一人に最も適した治療的アプローチを、十分な話し合いのもとに選択して参ります。

当クリニックが提供する治療法には以下のようなものが含まれます。

A.一般診療

1.薬物療法
今日それぞれの病状に有効な、さまざまな薬が開発され臨床的に活用されています。
当クリニックでは豊富な臨床経験と幅広い知識に基づき、薬の効果の期待できる方に対して、できるだけ副作用の少ない、そして最も有効と思われる薬を用いて治療します。

薬の効果の三分の一は薬物そのものではなく、医師との信頼関係に基づく心理的効果だといわれています。受診される方の心の体験を深く理解しうる精神分析や精神療法のプロだからこそ、最小限の薬で最良の効果をあげることが可能になります。

2.一般精神療法
孤独は人の心を打ちのめします。心と身体の悩みについて、誠実に受け止め、心の整理をお手伝いし、専門的立場から助言します。必要に応じて、ご家族や職場の関係者にもお会いしながら、困難な状況の解決を支援します。

以上の2つのアプローチが当クリニックでの一般診療の両輪です。
それらに加えて当クリニックでは、診療スタッフの専門性を活かした以下の特殊療法を、必要に応じ、話し合いと合意のもとで提供しています。

B.特殊治療

3.精神分析
ひとはみな心の内に、自分でもよく知らない世界を抱えています。
そしてそこに潜む未解決の葛藤こそが、心と身体のさまざまな問題を惹き起こす事実をジグムント・フロイトは解明しました。そしてその解決のために築き上げた方法が精神分析です。

精神分析に取り組む方は、面接の中で心に浮かぶことを自由にお話しすること(自由連想法)を通して、治療者とともに内なる世界を見つめ、自己と深く出会い、理解を深めてゆきます。

この方法は心の成長をめざす取り組みであるため、十分な時間(1回45ないし50分)と頻度の高い面接(週4回以上)、そして長い期間(数年以上)を必要とします。

またそれは、フロイトを始祖とする国際精神分析学会によって定められた、長年にわたる特別な訓練を受けた治療者にのみ許される方法です。

一般診療での薬物療法や一般精神療法では解決のつかない大きな困難を抱えている方、頭では分かっていながらどうしても変わることのできない心の不自由さに苛まれている方、ご自分の心を深く見つめ、心の豊かさと自由さ、そして創造性を手に入れたいと望まれる方などで、この方法を有効に活用できると見込まれる方にお勧めします。精神分析はゆったりと流れる時間の中で、あなたの心を、そして人生をとても豊かなものにする、かけがえのない体験になると思います。

4.精神分析的精神療法
これは精神分析から発展した治療法で、精神分析よりは少ない面接頻度(週1回から3回)で行われます(面接の時間と期間は基本的に精神分析と変わりません)。

めざすところは精神分析に極めて近いものですが、時間的、経済的負担が軽いので、精神分析を受ける余裕のない方にもご利用いただきやすい治療法です。

この方法もまた精神分析同様、本来は十分な訓練と経験を要する治療法ですが、現在わが国では、医療制度上の不備により、そのような訓練と経験に乏しい者でも行うことが黙認されています。

それは専門家から見れば、とても心配な状況です。当クリニックではこの専門的治療を提供するに足る十分な訓練を受けた者が担当し、質の高い精神療法体験を提供しています。